給料アップするために
外資系の会社にお勤めの方、海外でお勤めの、日本人の方。
安い給料、自分の働きに見合わない、何だか他の社員に比べて、自分の労働条件がフェアじゃないなって思うことはないですか?
前回の 給料交渉のタイミング に続いて、私の海外経験から、海外の会社で昇給するのに、心がけてほしいことをご紹介します。
こちらを参考に ???? 給料交渉のタイミング
自分がいかに貢献しているか、会社にアピール
外資系の会社、海外でお勤めの日本人にとって、給料を上げるために必要なのは、何でしょうか?
もちろん仕事自体で成果をあげること。会社に貢献すること。
でも会社に気付いてもらえなければ、意味がありません。
あなた 仕事で困難に出くわす事に、もくもくと、問題解決をしていく優秀な社員。
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…….集中…..集中…..そして集中……………………………
同僚 仕事で困難に出くわす度に、リングの鐘をならすように、大問題にして、わあわあ、いいながら、大変さをアピールする社員。
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これも、あれも、それも、僕がやっているんだあああ~!
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仕事がわかってない人ほど、うるさく話続けるんだなあ。。。。。
現実は、大変さをアピールする、めんどくさい同僚社員のほうが、昇給のチャンスは多い。
外資の会社、海外の会社は、日本の会社に比べて、中途入社が圧倒的に多いです。
人の入れ替わりは激しく、退職する社員、新しい社員が、わんさかいます。
そんな中で、いつか気付いてもらえると希望を持って仕事をするのは、海外では通用しません。
仕事よりも何よりも、自分がいかに仕事をしているか、会社にアピールを忘れない事。
それに尽きます。
給料交渉のサポータを持つ
あなたの上司がサポーターの場合
外資系の会社、もしくは、海外では、直属の上司が理解者の場合は、何よりの味方です。
あなたの働きを、昇給のために人事にバックアップしてくれる一番のサポーターです。
上司が、あなたのサポーターじゃない場合
![給料交渉できない上司](http://hananoiro-blog.com/wp-content/uploads/2022/12/給料交渉できない上司.png)
個人的には、どんな会社で働いているかよりも、どんな上司の下で働いているか。
それが一番大切だと痛感しています。特に海外では。
もし上司が、あなたのサポーターじゃない場合は、すべてが何倍も難しい。
部署を変えるか、会社を変えるのが、得策です。
とはいえ、そう簡単ではないことも。同じ会社でも、思わぬ部署替えや、配置転換はあります。
ビザの関係などで、会社を変えるのが難しい方もいるでしょう
残念ながら、自分のお給料を決めるキーパーソン(通常は直属の上司)が、当てにならない場合は、
他の部署でもいいので、キーパーソンと同レベルの地位の人、もしくは、キーパーソンの上司を把握しましょう。
そして、その人たちとの、涙ながらの助けを求めたり、真剣な話し合いは必要ありません。
いろばた会議状態でいいので、顔を通しておきましょう。
他部署の移動のチャンスが巡ってきたり、現在のお給料のキーパーソン(上司)に言及してくれれば、儲けものです。
![](http://hananoiro-blog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
最近、うちの部署、一段と忙しいです。商売繁盛です。ぼく頑張ります!!
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お、いつも頼もしいね。当てにしてるよ。
違う部署のエラい人を、味方につけておく方法です。
ようするに、真正面のドアが、開かなければ、バックドア、サイドドアを探すということです。
給料アップする根拠を把握すること
会社に給料交渉するにあたって、どんな場面が昇給のチャンスなのか。
しっかりと把握しておきましょう。
昇進 出世
英語でいう、プロモーションというものです。(PROMOTION)
自分の役職、ポジション自体がかわることを言います。
この場合は、文句なしの昇給です。
給料交渉は、現在の給料から、何パーセントの昇給希望、というふうに考えるだけではいけません。
現状、自分の就く予定のポジションで働いている人は、現状いくらもらっているのか。
(これは想像になると思いますが。先に述べた、いろばた会議などから平素からリサーチしておきましょうね。)
そして、どうして、そのポジションが必要になるのかを確認しましょう。
業務拡張なのか、前職の人が、不満があって退職してしまったのか。
プロモーション、昇進。例えば、
アシスタントからコーディネーターに。
ジュニアアカウンタント(Junior)から シニアアカウンタント(Senior) に。
会社の状況を、把握しておくことが、給与交渉の一番の武器です。
現状が変わった、仕事が増えた
仕事内容が変わった、もしくは業務内容が増えた。
こんな時は、給料を上げてほしい旨をアピールします。
できるなら、昇給なしに、追加の仕事、責任を引き受けないことです。
追加の仕事の依頼を受けた時に、しっかりと昇給を希望しましょう。
いったん、ボランティアで仕事をしてしまうと、それが当たり前になってしまいます。
日本流の柔軟性や、相互協力は、縁の下の力持ちは、そのまま日の目を見ずです。
もし、ボランティア精神で追加の仕事をしたとして、何かミスがあれば、せめられるは、残念ながら、あなたです。
転職
自分の年齢にもよりますが、転職を繰り返し、自分の役職、ポジションのステージを挙げていくのが、結局は一番の近道。
同じポジションに3年以上いる方。
業界が今、あなたの価値をいくらとみているのか、転職活動をすることを、忘れないでください。
定期的に、業界の見直しが必要です。
同じ業界でも、中小から大手、もしくは公共の会社(政府の会社、つまり公務員に近い)などで、給料条件が随分と違います。
自分のキャリアをいかしつつ、どうシフトしていけば、有利がしっかりとリサーチしておきましょう。
転職はこちらも参考に ???? 転職か、現状を我慢か
常に業界と自分の相場をリサーチを。様々なキャリアサイトで、色んな情報を見つけれる世の中です。
???? リンクトイン(LINKIDEN)
???? インディード求人情報(indeed)
スキルアップ
資格が増えた。取り扱えるシステムが増えた時など。
スキルが増えた。ようするに、戦える武器が増えた時。
同じ会社で、昇給、もしくは他社へ転職と同時に昇給の時です。
自分の従事するポジションで、取得できるスキルは何なのか。意識しながら仕事をしましょう。
同じ業界内の仕事でも、会社によって、ポジションによって、学ぶポイント(スキル)が違います。
その会社、部署、ポジションで学べるスキルを獲得し終えれば、次にステージに移ることです。
ようするに昇進や転職ですね。
![ゲーム](http://hananoiro-blog.com/wp-content/uploads/2022/12/videogame_boy.png)
転職を、ゲームに例えるならば。。
第一ステージ。ハサミを取得。
第二ステージ。ハンマー取得。
第三ステージ。電動のこぎり取得。
という風に、会社、ポジションを変えるごとに、戦えるツール獲得を増やしていくのです。
その会社、部署、ポジションでのツールを獲得し終えれば、次にステージに移ることです。
ここでひとつ、注意。
会社の独自のシステム
会社の独自のシステムを、いくら学んでもそれは、スキルではありません。
社内でだけ使われるために開発された独自のシステムなどに、労力や努力をしすぎないこと。
退職してしまえば、その能力はただの過去の遺産。スキルではありません。
例えば、会社を移っても、使えるシステムかどうかが、ポイントです。
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私の部署、アカウンタントだと、ウィンドウズ エクセル(Windows Excel )サップ(SAP)なんていうのは、外せないわ!
![](http://hananoiro-blog.com/wp-content/uploads/2022/12/sales_eigyou_man-e1671822847749-150x150.png)
営業マンのぼくは、ウィンドウズ パワーポイント(Windows PowerPoint )セールフォース(SALES FORCE)なんか、使いこなせたら有利だね。
もし、他の会社でも共通で使われるシステムなら、しっかりと会社のお金で学びたおしましょう!
(アカウントシステムや、マーケティングシステム、データ管理システムなどなど)
給料交渉で考慮すること
福利厚生、成果報酬(ボーナス)も交渉
ベースの給料交渉だけに、気がいってしまいがちです。
海外の会社、外資のボーナスの設定は、大小様々です。
会社によっては、年末に、2万円ぐらいの、ボーナスというよりは。。おこずかいというボーナス。
それに対して、年収の20%以上のインセンティブも、海外ではボーナスと呼びます。
![給料交渉成功](http://hananoiro-blog.com/wp-content/uploads/2022/12/お給料.png)
交渉は、基本給だけでは、なくこのボーナスに関してもしっかりと交渉の目安に入れましょう。
「ボーナスはありますか?」あなたの質問に対して、会社の回答は、「ボーナスは毎年の業績によって違います」というのが、お決まりの返事。
それでは、回答になりません。
この場合は、去年、そして、一昨年の実績を聞きましょう。
福利厚生や成果報酬の交渉も忘れずに。結果的に今よりも年収をアップにつながります。
未来の口約束はカウントしない
中小の企業でよくあるパターン。
「今は、これでスタートだけれども、あなたの実績次第では、お給料を上げます。」
といわれたら、これはまったくもって、うのみにしないことです。
会社によってバジェットがあります。
この会社は、単に、バジェットのない会社、お金のない会社なのです。
バジェットのある会社なら、見合った給料から始まります。
あなたの実勢次第で、さらにお給料を上げてくれるのが本来です。
しっかりと、書面の契約で、この業績で何パーセントお給料アップとない場合は、単なるお話しでしかありません。
あなたが納得しない条件で、仕事をスタートする理由にはなりません。
昇給や、給料交渉の希望は、幅を出して申し出る
ここが、結構大事です。
昇給や、給料の希望は、幅をもって交渉しましょう。
例えば、実際の希望が500万なら、
「希望の給料は500万です」ではなくて、「希望は、500万から560万です。」というふうに、希望の額にレンジを持たせて、交渉しましょう。
すべてその時々の会社の状況次第。ですが、目安は
同じボジションで、昇給の場合、10%から15%ぐらいでしょうか?
プロモーションで昇進の場合は、20%から25%ぐらい幅を持たせましょう。
希望する昇給のパーセントの幅は、すべてその時々の会社の状況次第。
会社が事業拡大中の成長中なのか。それとも沈みかけの船か。会社の状況をしっかりと把握して、ちょうどいいぐらいのパーセントを提示できるように、普段からリサーチしておきましょう。
新しい仕事のオファーと退職届
実際に新しい職場から、仕事のオファーがある場合。
現在のお勤めの会社に、退職届を提出しましょう。そして、そのタイミングで給料交渉です。
海外の会社では、よくあること、あなたが必要なら、給与を上げてでも退職を引き留めようとします。
新しい会社の条件よりもいい条件を、提示してもらって、現在の会社にとどまるのも、選択しのひとつです。
どうにも、こうにも給料があがらない場合
![給料交渉不満](http://hananoiro-blog.com/wp-content/uploads/2022/12/不満.png)
安い給料、自分の働きに見合わない。何だか他の社員に比べて、自分の労働条件がフェアじゃない。
交渉してみたけれども、どうにもこうにも給料が上がらない。
本当に気持ちが晴れませんよね。フェアじゃない怒りとストレス。
会社の状況によっては、どうにもこうにも、バジェットがなく、昇給が妥当でも、昇給ができないことが多々あります。
ようするに、会社は火の車、ないものはない。
そんな時は会社を変える、転職がもちろん前提です。
仕事する時間を減らす
どうにも、こうにも給料があがらない場合。
前述したように、給料交渉しても、どうしようもない時。できないものはできない。
そんな時は、せめてストレスレベルを下げることが大切。
現職のお給料も、日々の生活には必要。背に腹は代えられません。
大枠の給料アップがかなわない場合、自分で時給をアップしてしまいましょう。
![会社でリラックス昼寝](http://hananoiro-blog.com/wp-content/uploads/2022/12/寝る.png)
つまり、大わくの給料がかわらないなら、働く時間を減らすのです。
いままで、お昼休憩を削って、電話対応してませんでしたか?
就業ぎりぎりまで書類と睨めっこしてませんか?
少しでも、自分の毎日の就業に、リラックスタイムを組み込むことです。
できるだけ通勤時間が減らせるように、リモートワークが可能なら、家から働く。
通勤ラッシュを避ける。などなど。
同じ給料でも、実質就業時間が減れば、時給換算は上がるんです。
ストレスマネージメントこそが、これから続く転職昇給への勝利に鍵です。
好条件の会社に 給料交渉して転職する
さあ、条件のよい会社に転職です。新しい会社で、頑張ってみましょう。
あなたの働きが妥当なのにもかかわらず、給料交渉に応じれない現在の会社の経営状況。
業界のなかでは、ライバル会社の経営状況なんて、ばればれです。
どうしてあなたが、転職を選ぶのか、転職先の会社も、言わずとも納得でしょう。
ライバル会社や、取引先。転職先を探して、昇給です。
新しい会社にお勤めを始めるににあたっては、こちらも参考にしてください。
こちら ???? 外資系会社、海外で転職のスタート。はじめが肝心。【心がけ編】
こちら ???? 外資の会社、海外で転職のスタート。はじめが肝心。【小技実践編】
努力よりも、成果よりも、自分をアピールする人が昇給する
長年働いているだけでは、大きな年収アップは望めないのが、外資、海外の会社です。
給料を上げるために必要なのは、仕事で努力すること、仕事自体で成果をあげることであって欲しいですよね。
私達、日本人は、自分が、自分がの、アピールが下手。黙って、もくもくとこなすのが美徳。
でも実際は、努力よりも、成果よりも、結果、自分の存在はアピールしまくる人が、昇給、昇進していく。
それが海外での実情です。
自分のアピールをうまくする外国人に交じって、勤労な日本人は、おざなりにされがちです。
何年、海外で働いても、越えられないのは、言葉の壁です。
昇給のポイントは、何よりも、自分がいかに会社にとって価値があるか、会社にプレゼンテーションできることが、何より大切です。
海外、外資の会社で活躍する、日本人の皆さん、安くてよく働くボランティアには、けっして、ならないでくださいね。 前回の、給料交渉のタイミングについても、参考にされてくださいね。
こちら ???? 給料交渉のタイミング 給料のあげ方【外資系会社 海外編】
職場のコミュニケーション【外資系企業 海外編】ワークカルチャー