給料交渉のタイミング
外資系の会社にお勤めの方、海外でお勤めの日本人の方。
安い給料、自分の働きに見合わないなあって思うことはありませんか。
私達、日本人は、懸命に働きすぎ。
会社があなたの働きに気付いてくれていないことが多々あります。
まだまだ勉強中の身分、給料交渉、お金の話なんって。。っていっているあなた、それは海外では通用しません。
同じ会社で、同じ給料で、2年以上働いているなら、給料交渉を視野にいれるべきです。
今回は、海外、外資の会社でのお給料交渉のタイミングについてをご紹介します。
そろそろお給料上げてほしいなあって思っている方は参考にしてみてくださいね。
私が思うベストな給料の交渉のしどき、タイミングをご紹介しましょう。
会社の同僚が辞めるタイミングでの交渉。

同じ部署、もしくは、同じプロジェクトをしているチームのメンバーが退職をきめた時。
その尻ぬぐいのお仕事をする人を探すは当然のこと。
仕事のカバーを依頼されて、昇給なしに、追加の仕事、責任を引き受けないこと。
ここは、給料交渉のベストタイミングです。
いったん、ボランティアで仕事をしてしまうと、それが当たり前になってしまいます。日本流の柔軟性や、相互協力は、縁の下の力持ちは、そのまま日の目を見ずです。
同じく、会社の同僚、同じ部署や、チームの社員が長期休暇(出産、育児、傷病休暇など)をとるタイミングなども、いい交渉時です。
クリスマスホリデー、年末などの長期休暇、サマーホリデーの前の交渉。
海外の会社は、日本よりも長期休暇を取りやすい反面、それをカバーする人が必要です。
北米では、1か月の長期休暇は当たり前、ヨーロッパでは数か月も当たり前です。
抜けるメンバーのカバ-する人事を確保したい時です。
休暇を取る人がたくさんいる目前で、給料交渉するのも手です。
新しいプロジェクトが始まる前後。
会社で新しいプロジェクトが決定した時。新しいビジネスの拡張の時。
新しい人材を確保しなければけいないこの状態は、これもまた給料交渉のチャンスです。
会社は、今まで働いている社員ありきで会社は話を進めているのです。
業務拡大での新しい人材採用以前に、あなたの労働力を確保しなければいけない時です。
あなたの日々の働きが、安定と発展をもたらしていいる場合は、これも給料交渉のチャンスです。
他の同僚よりも給料が少ないと知った時に交渉。
これは、ちょっと腹が立つ。でもありありの状況です。
自分と同じ、似たような仕事をしている同僚が、自分よりも給料が多いらしい。
もしくは、同じ仕事でも、自分よりも後に入所した人のほうが、オファーが勤務条件が良いらしい。。
他人のお給料の噂は入ってくるものです。
特に、直属の上司だけではなく、仕事でやりとりのある他の部署の同僚、上司などなど、普段から、社内での交流は深めておきましょう。
マネージメント、採用する側(他部署の上司や、マネージャーの方達ですね。)も、どれぐらいお給料を提示すれば、いい人材が確保できるか、そしてキープできるか、いつだって悩んでいるんです。
根ほり、葉ほり聞きだす必要はありません。
他の部署の上司の愚痴や、噂話を聞いてあげましょう。雑談レベルで十分です。
同じ社内で、自分と同じぐらいのポジションの人が、どれぐらいのサラリーか、知る情報源になります。

新しいアシスタント探してるんですよね?いい方見つかるといいですね。。。

そうなんだよ。いい人材を集めるのも楽じゃないんだよ。。最近は、インフレもあるし、採用条件も変わってきてるね。
勤務条件がフェアじゃない、情報をもとに給料交渉。
普段からのリサーチは、自分の給料交渉の武器になります。
この武器(情報)をもとに給料交渉で、詰めよってみましょう。
勤務条件がフェアじゃないというのは、充分な、そして打倒な交渉理由です。
何よりも、自分が他の人よりも、安く使われていると知れば、腹立たしいですよね。
誰から具体的に聞いたかは、もちろん内密にしておきましょうね。
新しい仕事のオファーがあるときに交渉。
転職活動
外資で働く、海外で働く人は、転職活動は、常にしておくべきです。

これは、実際の転職を、するかしないかは別の話です。
実際にオファーを手にし、条件を比べて、会社を変わると決定してからが、転職です。
そう、退職して新しい会社に移るのが、本当の転職です。そう、転職活動と、転職は、別のものです。
転職活動は、現状の業界リサーチ活動、自分の価値の認識活動と考えてください。
転職は、実際に仕事を変えることです。
常に業界のリサーチと、自分の相場を知っておくことが、外資の会社、海外でのキャリアでは必衰です。
新しいオファーをもとに交渉
具体的に、他社からより良い条件でオファーがあった場合。現在のお勤め先に他社からオファーがあったので旨を伝えましょう。
実際にもらったオファーの内容を、事細かく正直に伝える必要はありません。
自分の有利になる大枠だけのオファーの条件を現在の会社に伝えてみましょう。
もし、現在の会社があなたを必要なら、給与を上げてでも退職を引き留めようとするのが通常です。
「ああそうですか、さようなら!」と言われれば、残念ながら、それまで。
条件のよい会社に転職です。新しい会社で、頑張ってみましょう。
対面での給料交渉

遂に対面での給料交渉にこぎつけた方。ここまでが長かったですよね。
できれば、平常心で、交渉に臨みたいところです。
が、実際は、フェアじゃない労働条件。働きに見合わなり安月給。不満でいっぱいでここまでこぎつけた方もたくさん、いるかと思います。
口頭での面接や、交渉では、なかなか平常心とはいきませんよね。
時には、いかに自分が安月給で、働きすぎているか、泣いて、わめいて、不満たらたらで感情的になることも。
私達、日本人は黙って文句を言わず、しっかりと働くのが美徳になっています。が日本人に関しては多少は、感情的に訴えるのもアリかと思います。
外国人の上司は、私達、日本人が、怒っていること、不満に思っていること、さっぱり、気付いていないことが、本当に多いです。
普段から不満がたまりまくっている場合は、しっかりとはっきりと伝えましょう。
一番大切なのは、伝えることです。
給料交渉は、書面やメールでもフォローアップ
給料交渉の絶対のタイミングとは、会社が、揺れ動いている時。
上記でも上げましたが給料交渉の絶対のタイミングとは、会社が、揺れ動いている時です。
会社が、大波の嵐の中にいるときは、上司も人事も、同じ船の上の人。
同じ会社の人事の人や、あなたの上司も、1年後まだいるとは限りません。
あなたの上司もパニック状態の可能性あり。誰もが自分の身を守るの必死。
上司も、人事も、自分よりも早く、転職してしまうというのは、ありありです。
もしくは、交渉の途中で、上司がリストラされるなんてこともよくあります。

気が付けば、部署全員、上司も同僚もいなくなっていたなんていうことも、海外の会社はよくあります。
書面やEメールで残す。
口頭のみのやり取りは、すっかり忘れてしまわれる、なかったことにされる可能性ありです。
給料交渉の理由、希望などはしっかりと、書面やEメールでも残すこと。
面談のあとにフォローアップメールとして、面談した人と人事に送っておくのがいいでしょう。
そして、ここがポイント。書面やメールは、あくまでもフォーマルに。
書面や、メールで給料交渉は、端的に、理由と希望を残しましょう。
対面での給料交渉は、多少感情的でもいいかと思います。
が、書面に関しては、実際に会社を退職するときや、退職した後にのリファレンスの記録になるものです。
あなたや、あなたの事情をまったく知らない人も目にする記録になります。
あなたの不服や、不満、会社の落ち度を盛り込んでも、あなたの将来に有利にはなりません。
日本人が、外資、海外の会社で給料交渉
私達、日本人が思うよりも、海外の方は、私達の感情の起伏に気付いてくれません。
海外の上司は、私達日本人から文句を聞かないので「毎日、ハッピーに働いている」と思っているケースが本当に多いです。

対面での交渉で、しっかりと、いかにフェアじゃないと思っているか、不服に思っているかをはっきりと伝えてください。
私も、過去に何度も、ストレートに不服を言ってみて、初めて、上司に驚かれることが、何回もありました。
給料交渉って、本当にストレスです。
何も言わないでも、年功序列でそれなりに上がっていくほうが、いくらか楽かと思ってしまうこともあります。
でも、現在の給料に満足しないまま、働いているほうが、結局はストレスになってしまうのが、大半の現状。
言わなければ、何も気づいてもくれません。
まとめ
今回は、私の経験から、給料交渉のタイミングについてご紹介しました。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
海外、外資の会社で活躍する、日本人の皆さん、安くてよく働くボランティアには、けっして、ならないでくださいね。
しっかりと交渉して、日々の仕事にやりがいと満足、そして見返りを貰って働いてください。
次回は、給料のあげ方の、実際の【具体例】についてご紹介したいと思います。
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