カナダではあちこちの会社でストライキが発生。
先週末、久しぶりに蓮根が手に入りました。煮物でもしようかなと、台所の棚をチェックしたら、お料理に使う日本酒が切れている!
これはいけないと近くのリカーショップに出向きました。
ところが棚という棚が空っぽ。
私のいつも使っている日本酒のコーナーも空っぽ。
はじめは品切れか?輸送のコンテナ不足の影響か?と思ったのですが、どうやらカナダのBC州の労働組合のストライキの影響。商品が補充されていないようです。
ようするに労働ボイコットですね。残念ながら、今回の煮物は隠し味なしでした。
カナダの労働組合。
カナダは 労働組合の力が強くて、日本では信じられないぐらい長~いストライキになります。
日本だと、一般の方には影響が及ばないように、朝方までには組合員と会社が合意にいたったりするのが大概のケース。だと少なくとも私は記憶しているのですが、こちらではおかまいなし。
癌患者の緊急の手術をするお医者さんも、看護師さんも関係なし。毎日の通勤に必要な公共サービスもそっちのけ。
過去には市民の公共の足であるバスや電車が、120日以上のストライキになったこともありました。車なしではどこにもいけないという状況です。
という私のお勤めする船舶会社も、組合団体が賃上げをめぐり、ただいまストライキ中。
1か月を過ぎました。組合に入っていない私のような人間は、それでも毎朝、会社に行かなくてはいけません。
そして、毎朝、会社の入り口で止まってピケットラインを越えなければいけません。
ピケットラインとは、労働争議でストライキを行う際に、会社の前で、組合員が出勤していないか?
ストライキを守らない組合員を見張ったり、ストライキへの要請を促すものです。
ストライキ中の組合員だって、同じ会社で働く仲間。
もとを辿れば、ストライキ中の組合員だって、同じ会社で働く仲間です。
ストライキ中の組合員は基本お給料を貰えないので、私の、育ち盛りの子供がいる同僚は、家族で頭を抱えています。
同じ組合員の中でも意見が分かれるのも通常。
会社としても利益が減るし、商売にも支障が出るし、ストライキでいいことなんかないんじゃないかと思ってしまうのですが、これが北米では労働者の権利というものでしょうか。
これから世間はどうなっていくのか先行き恐ろしい。
せちがないこの世の中、これから世間はどうなっていくのか先行き恐ろしい。毎日、働き続けていても、これからはたして暮らしていけるのか、不安が募るのは、私だけに限ったことではないようですね。。。
働く皆さん、下記も参考にしてくださいね。
コメント