まずは、転職が決まった方、おめでとうございます。
外資系転職、はじめてのお勤めでしょうか?それとも何回目かの転職?もしくは海外でお仕事を始められたのでしょうか?英語はたくさん使いますか?
転職初出勤。新しい環境に、わくわくしますね!
私は、転職を、外資系転職で10回以上、繰り返してきました。新しい会社になじむにあたって、自分の中で、定例になっていることがあります。
すべて、私の個人的な、経験談とサバイバル術です。かなり勝手な私感からのお話です。新しい仕事を始めるにあたって、スムーズなスタート切るため、すこしでも参考になればと思います。
同意できないことも、ちょっとせこい裏技も、笑って許してくださいね。
今回は、まず、【心がけ編】です。次回は【小技実践編】をお届けしますね。
外資系転職 初出勤 してはいきないこと。
ゴシップ、しゃべりすぎない、自分の経歴を媚しない。
ゴシップ、しゃべりすぎない、自分の経歴を媚しない。
- 会社について、むやみやたらに同僚にきかない。同僚があなたの味方とはかぎらない。
- すくなくとも1年は、個人的な話をしない、聞かない。同僚があなたの友達になるとは、かぎらない。
新しい職場で、自分のことを知ってほしい、一緒に働く仲間のことを知りたいというのは、当然の衝動かと思います。でも、必要以上に、自分の経歴をアピールしたり、話をするのを避けました。
周りの同僚どうし、一見、仲良くみえても、犬猿の仲に見えても、人間関係の歴史は、わかりません。
それに、一見、同じような歳、バックグラウンド。。苦労話も分かち合えそう。。仲良くできそうに思えても、どんな軋轢が、近い将来おきるかわからないからです。
いつも、仕事の最低限を超えては、コミュニーケーションをとらないようにしました。
もちろん、一緒に働いていれば、仕事上の関係を超えて、仲良くなることはあります。
私も、すでに退職した会社のもと元同僚で、旅行に行ったり、愚痴をいいあう仲良くしている元同僚がいます。今は、すっかり同僚ではなくて友達ですね。
今は、仲のいい彼女とも、少なくとも初めの1年は、個人的なことは話さない、聞かない関係でした。彼女も私のことを、仕事一筋の難しい人間だと思っていたようです。
本当に気があう人とは、自然と、気が付いたら苦楽を共にする仲間になっていた、そんなもんです。
新しい提案をしない、改革をしない。
- 理由があって、そのやり方をやっているのかもしれない。
- 自分が、提案したアイディアを完了するまで、仕事を続けていないかもしれない。
新しい会社に入ると、会社の改善点とか、弱点とかが、やたらと気が付くものです。
前の会社に比べて、あきらかに遅れていること。マニュアルで進めている作業があれば、目につきます。でも、私の場合は、それに対して、1年は、絶対必要でない限り新しい提案をしないようにしています。
少なくとも、自分がしっかりと、仕事の全容がわかり、責任がとれるようになるまでは、前任者のやり方を引き継ぐのが無難という姿勢です。
私の過去の経験で、提案だけをして、途中で放り出して退職する人がたくさんいたのです。後に残された人は、たまったもんではありません。
会社の責任者だとか、重要なポジションならなおさらのこと、しっかりと全容がわかってから、新しいアイディアを提案するべきだと思うからです。
新しい提案で、こんな事がありました。
私の場合、前任者が仕事すべてを、紙(ペーパー)で管理する人でした。仕事のマニュアルやら、履歴やらすべてが、すべて本棚に分厚いファイルで陳列。
私も、彼女から仕事を引き継いで、1年は、彼女流を続けました。もちろん、1年たったあとは、すべてスキャンか、PDFで、パソコンの中へ!そして、紙のファイルはゴミ箱へ!ご苦労様!
そうこうするうちに、コロナ渦でリモートワークが始まりました。結果、コロナで無理やり強硬突破ですが、大成功のトランジションとなりました。
そして、何より、彼女のやり方になれた会社の同僚たちにも、スムーズにペーパーレスに移行してくれました。
遅刻はしない、そして居残りもしない。
- 居残りはしない。残業はしない。
新しい仕事をはじめて、張り切る気持ちはありましたが、時間通り、帰社しました。はじめが肝心、この人は残業はしない人、まあ、マイペースだなぐらいで認識してもらえばいいと!思っていました。
もちろん、遅刻はもってのほか、毎日、同じ時間に、オフィイスにいるように心がけました。
外資系転職 服装は、失礼のない清潔な恰好、おしゃれは必要なし。
- 失礼のない清潔な恰好を心掛け、おしゃれだと思われないように。
入社して、しばらくは、服装は、あくまで質素に。おしゃれな人だと思われたり、かわいい服なんてけっして思われないように、かなりコンサバで通しました。
私のいた外資系会社の部署の場合ですが、部署はすべて、地元の英語人。つまり、私だけが、アジア人。英語を第二言語とするのは私だけ。
部署の全員、一瞬で、私を認識してもらえます。良くも悪くも、目立つ存在で、すぐにみんなは、新人の私の存在を覚えてくれる。それに対して、私はみんなが同じに見える。
入社してすぐは、人に紹介されることも多いです。
失礼のない清潔な恰好を心掛けながらも、毎日、おんなじようなブラウスと、カーディガンかジャケットで過ごしました。
後々、同僚の陰口を噂話を “あの人の服装はいつも胸が空きすぎてる”というのを聞いて、つくづく、コンサバにしておいてよかった。。と安堵したことを覚えています。
外資系転職後、頑張りすぎない。
- なんでも、Yes と言わない。
仕事を始めるにあたって、よくあるのが、自分の仕事とは関係ないような仕事を、させられそうになること。
外資系転職後、ボランティア的な仕事をさせられそうになったら。私はしっかりと断るようにしています。Noと言います。
日本人の心理として貢献してあげたいというボランティア精神が、親切な気持ちはよくわかります。協調性ってやつですね。が、逆にこういう仕事でミスをしても誰もかばってくれません。
頑張ったがために、こんな事がありました。
昔、某会社に入社したばかりのころ、同僚の休暇に、親切心で、助っ人をした仕事がありました。
ホリデーから帰ってきた同僚は、自分の仕事のミスを、私にせいにしました。“このミスは、新人の子がしたミスで、自分はホリデーだったので関係ない” のいいわけ一転張り。
残念ながら、親切や、協調精神は、海外では、実に日の目を見にくい。
自分以外の仕事には、決して手をださないと、強く胸の誓った瞬間でした。
もしも、オーバーワークで、上司におしつけられてやった仕事でも、あなたのミスはあなたのミス。
日本人の上司は、仕事を依頼する側の上司も、私達の上司として責任を取ってくれることが多いです。が、外資系会社、海外では、押し付けた人は、上司でも責任を取ってはくれません。
あなたのミスはあなたのミスです。私は、何度もくやしい思いをしました。
外資系転職、海外就職は、使用期間に、解雇はありあり。
特に、転職して、すぐの使用期間中は 解雇されるケースも、ありありです。
理由は、様々。
- 個人の仕事能力がない。
- チームになじまない。
- 経費削減で雇う枠が取れなくなった。
- 仕事が他の部署に統括になった。
- 前職の人の気が変わって、もしくは、新しい仕事を解雇されて、戻って(復職)来てしまった。
能力がない場合は、しょうがない。。。ですよね。
でも能力とはまったく関係なく、試用期間中に解雇されることも、残念ながらありありです。
解雇された、こんな事がありました。
という私も、計3か月の試用期間、2か月半の試用期間を無事に終え、最後の2週間、研修のため、アメリカ出張。それを無事終えて帰ってきて、次の週に解雇を知らされたことがあります。
会社としても、大半の試用期間を終え、高い出張経費を払って、アメリカに研修を送る価値があるから、私を送っているわけです。
私自身も、これは、あきらかに、私の能力とは別の理由だとわかりました。
そして、判明したのは、会社が、別会社に統合される事が決まった、ということです。私のポジションは買収した会社の部署が統括することになり、結局のところ解雇でした。
会社としても、いったん、試用期間をすぎると、いろんな手続き上の問題がでてくるので、解雇はぐんと少なります。が、逆に、試用期間は、補償などの経費や、痛手がぐんと少なくなります。
ですので、試用期間中は、何かあれば、解雇の一番候補です。就職する会社や、地域の規定をリサーチしておいてくださいね。
もし、そんな事になってしまったら、ぱっぱっとドライに切り替えましょう。もちろん、言うのは簡単、またスタートからかと思うと、私も気が重かったです。が、私にはどうしようもありませんでした。
馬鹿正直なあなた、少しでもうまく切り抜けてほしい。
転職初出勤するにあたっての【私が心がけ編】を、お話してきました。
外資系転職や、海外就職の場合、頑張りとか、誠実とか、そんな大切な事がないがしろにされている気がして、憤りを覚えることがよくよくありました。
でも、頑張りやの日本人の方には、少しでもうまく切り抜けてほしいです。
外資系転職、気構えがあれば、多少は、何かあっても切り抜けられますよね。
そして、何かあれば、落ち込んだってしかたありません。前を向いて進んでくださいね。だって、どんな困難も、時には、宝くじに当たるようなものですから。。。
そして次回は、外資系会社 海外就職【小技実践編】をお届けしますね。
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