海外から帰国、出発の際、長いフライトの前後、空港の周辺で一泊と選んだのが成田駅。
思いがけず、空港からすぐに見どころいっぱいの、成田山新勝寺周辺。
成田駅から新勝寺をつなぐ歴史的な参道、たくさんのグルメ。お土産やさん。リラックスできる公園。そして、荘厳なお寺。
成田空港をご利用される方は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
新勝寺
「成田のお不動さま」成田山新勝寺は、真言宗智山派の大本山で、日本一のお不動様です。
940年、1000年以上の歴史をもつ、全国有数の霊場です。
2018年に開基1080年を迎え、記念大開帳奉修が行われました。
総門
総門は、高さ約15メートル、平成19年にに建立された総欅造りの表門です。
成田山新勝寺の表玄関として荘厳なたたずまいを見せています。
仁王門
1831年建立の国指定重要文化財。
門の中央には、ひと際目をひく大きな赤い提灯が掲げられています。
「魚がし」と書かれた大提灯は、東京・築地の魚河岸の旦那衆が、1968年に奉納したもの。
紙張りのように見えるが骨部分は砲金(青銅の一種)製で、重量が800キログラムにもなるそうです。
成田山新勝寺大本堂
昭和43年(1968年)建立された大きな成田山新勝寺本堂です。
お賽銭箱がある入口からも堂内は見えますが、堂内に自由に上がれます。
世界平和と人々の幸せを願って開山以来毎日欠かさずに御護摩祈祷が厳修されており
私も朝早く参拝した際に、お堂の中に上がらせてもらいました。
荘厳な雰囲気は一度は味わっておきたい特別な経験です。
三重塔
1712年に建立された国指定重要文化財です。
その後大修復が行われたが、創建当時の姿を今日まで残している貴重な建物です。
特に目を引いたのは、色彩美。
開基1070年祭にあわせて、過去の資料を元に漆塗りの彩色が施され、当時の煌びやかな姿を見ることができます。
光明堂
1701年に建立された旧本堂です。
国指定重要文化財。新本堂(現在の釈迦堂)が建立されるまでの約1世紀半に亘り成田山信仰の拠点です。
中でも愛染明王は、人々に良縁を授ける神様で、素敵な出会いをもたらし、恋愛成就の手助けをしてくれるそうです。
良縁祈願を願われる方は、こちらのご参拝をお忘れなく。
額堂
写真向かって左が額堂。1861年に建立された重要文化財で、1986年に修復されました。
奉納された額や絵馬を飾る為のお堂です。
釈迦堂
1858建立の国指定重要文化財。
現在の大本堂が建立されるまでの本堂で江戸時代後期建築の特色をよく残した総欅作りのお堂です。
周囲にはめ込まれた五百羅漢の彫刻は、圧巻。
仏道の修行者である、500もの羅漢の様々な姿を誰一人似ることなく一枚板に浮彫りにした羅漢像。
この中から必ず自分や知人に似た顔を見つけることが出来るそうです。
醫王殿
大本堂からさらに奥へ進んだところにある「醫王殿(いおうでん)」は、2017年に開基1080年事業として建立された、まだ新しい御堂です。
こちらには、健康長寿や病気平癒のご利益があるとされる薬師如来や日光菩薩、月光菩薩が奉安されています。
健康が気になる人や長寿を祈願したい人は、ぜひお参りに足を運びたいところです。
その他にも、醫王殿では長寿祝い歳の祝祷を行っています。
平和の大塔
1984(昭和59)年に建立された平和の大塔は、真言密教の教えを象徴する塔です。
総高は58m。
薬師堂
薬師堂は、1655年に成田山本堂として、現在の大本堂のある場所に建立されました。
時代劇でお馴染みの「水戸黄門」で知られる水戸光圀や、初代市川團十郎が参詣。
由緒ある御堂です。
最寄り駅から、参道を通って本堂に行く途中にありました。向かいにバス停があります。
出世稲荷
大本堂を正面に左手に進み、階段を上ると出世稲荷がひっそりと佇んでいます。
「出世開運稲荷」と称されて、商売繁昌・開運成就・火伏せのご利益があると伝えられています。
お仕事を出世を望まれる方は、ぜひ。
私はちょっと控え目にですが、お祈りしておきました。
ご利益とお守り
成田山新勝寺、各所、様々なご利益があるお寺さんですね。
私は、交通安全のお守りを頂戴しました。
成田山新勝寺 ウェブサイトはこちら 新勝寺
大本山成田山新勝寺
TEL:0476-22-2111(代表)
受付時間:午前8時~午後4時迄、年中無休
FAX:0476-24-2210
所在地:〒286-0023 千葉県成田市成田1番地
成田山公園
時間のある方は、成田山新勝寺をそのまま、奥へ奥へと、散策し続けてみてください。
後方に広がるのは、大庭園。
四季折々の表情を楽しむことができるお庭は、長旅で疲れた体を癒すのにはちょうどいい風情です。
公園の一角には、平和大塔や成田山書道美術館、松尾芭蕉や高浜虚子など著名な文人たちの句碑があります。
3つの池と浮御堂
そして、浮御堂と文殊、竜樹、竜智と呼ばれる3つの池。
池には、多くの鯉が放され、移ろう四季ごとに彩られる樹木と輝く水面を愛でながら散策を楽しむことができます。
小泉岩吉 像
地元の成田山信仰団体「横須賀新勝講」の初代講元。
小泉又次郎(政治家、小泉純一郎の祖父)はお兄様にあたるらしい。。です。
成田山新勝寺参道
表参道
駅前から約800m続く表参道。
150店以上の飲食店や土産物屋が軒を連ねています。
グルメ
甘味処や、乾物屋さんなど、などたくさんのグルメが立ち並ぶ参道ですが、なかでも目をひいたのが鰻のお店。
明治43年に創業した成田市の元祖・うなぎ専門店が、写真のお店。川豊本店。
私は今回、食事をする時間がなかったのですが、店先で裁いている鰻は、間違いなく成田さんの名物。
行かれるみなさんは、ぜひ、堪能して来て下さい!
川豊本店 ウェブサイト 川豊本店
住所〒286-0027 千葉県成田市仲町386駐車場なし(近隣の駐車場をご利用ください)
TEL0476-22-2711 FAX0476-22-2713 Mailinfo@unagi-kawatoyo.com
営業時間10:00~17:00(L.O)
定休日なし(時期により不定休あり)
※時期により休みが変動しますので、詳しくは川豊ブログよりご確認ください。
お土産
私は日本からカナダに帰国する当日、フライトの前に、参道にもう一度立ち寄り、お土産を購入しました。
お香や、日本食器、鉄卵などなど、日本っぽいお土産も、ここの参道で、無事ゲットできました。
アクセス
公共交通機関で成田山の新勝寺へ向かう場合の最寄り駅は、JR成田駅と京成成田駅です。
成田山新勝寺の入り口まで一本道なので迷いません。
おじいちゃんも、若者も、日本語のできない外国人の方も、人の流れについていけば間違いなく着きます!!
電車をご利用
JR成田駅利用の場合は東口、京成成田駅からは西口を出て参道を進んでください。
約12~15分で成田山の新勝寺の表玄関である「総門」に到着します。
車をご利用
東関東自動車道の成田ICより国道295号線経由で寺台インターへ。
さらに直進し「教育会館前」交差点を左折すると、5分ほどで成田山新勝寺に到着。
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)にてお越しの方は、大栄JCTで東関東自動車道に乗り継ぎ、成田ICでお降りる。
そして、圏央道 茨城県区間全線開通でさらに便利に。
まとめ
今回私は、成田空港から飛行機でフライトするのに合わせて、成田駅で前泊しました。
束の間の、日本帰国。
思いがけず、荘厳な成田山新勝寺のお寺さんや、お庭、参道など、旅の疲れを癒してもらえました。
海外に出かける方も、海外から帰国される方も、日本の良さが詰まった成田山新勝寺、
家路に急ぐまえに、ぜひ散策してみて下さいね。
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