会いたい人達にあいに行ける日常
帰国できなかった。
このコロナ期間に、母親が、亡くなりました。
もちろん、帰国したかった。
でも、海外からの帰省は壁が高く、帰国できませんでした。
お葬式に参列してくれる方たちに不安を与えたくない事.。
隔離期間がある事で式には間に合わないこと。
それでなくても忙しい弟に迷惑をかけたくないことなどで、帰国はかないませんでした。
日本入国緩和を待ち望む日が続きました。
やっと日本入国緩和、日本帰国が実現。
やっと、2022年の夏に、日本入国緩和。
夏に入り隔離期間がなくなりました。
日本入国緩和したといども、高額のコロナ陰性証明をこちら現地で取得。
念願の日本帰国を果たしました。
空港につくと先週まで日本入国者全員に、空港で再検査していた名残。
空港のホールに、検査の順番を待っていただろう椅子の行列が、ずらずらずらっとならんでいました。
そのちょっと異様な雰囲気。
日本入国緩和後は、到着後の検査がなくなっただけでも、随分と時間短縮になったんだろうなと感じました。
日本入国緩和後の、日本の現状。
日本入国を無事に終え、ローカルの電車、公共交通機関で移動中。。。
前に座っている女性は、彼女の肩によりかかって居眠りしている見知らぬ男性を鬱陶しそうににらみつけていました。
しかも日本の夏、満員電車。中は、汗だくな乗客が肩と肩をくっつけながらの移動です。
普段だとありがちな日本の夏の日常です。が、全員マスクをしてのこのご時世。
この状況に、何だか空港の厳しい規制、私の高額の陰性証。
あきらめた母親のお葬式参列が、矛盾しているようでむなしく感じるのは、海外から帰省している私だけではないでしょう。
カナダの現状。
私の住むカナダでは、マスクはほぼ必要ありません。でも、バスの中も、電車の中も2メートル前後左右を開けて座っています。
スーパーで並ぶ時も、前後する客同士、目線で『そっちに動くよ。。』って感じで合図を送りながら、お互いに間隔を開けて生活するのが、現在のコロナ対策のマナーです。
みんなマスクは、ほぼつけていません。
会いたい人達にあいに行ける日常を取り戻したい。
紙の上では同じ条件でも、実際の状況が随分と違うもんだなって思いながらの生活でした。
それぞれのお国事情があるので違って当然です。
日本入国緩和後も、海外暮らしの私達には、大変な日が続きます。
早く安全な気持ちで移動できるようになりたい。会いたい人達にあいに行ける日常を取り戻したいですよね。
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